秋の空をみて物思いにふけてみる
秋の空ってどうしてこんなにも綺麗なんだろう。
外に出るたび空を見上げて感心する。
すごいねぇ君って。
夏はもちろん冬も春も、空を見上げる機会ってそんなになかったのに、
今年の秋はなぜか空を無性に求めてしまうくらいの居心地のよさ。
空と太陽と雲の色ってこんなに混ざってたっけ。
でも混ざりすぎないこの加減がちょうどいい。
それぞれにちゃんと存在してるんだけど孤立してない感じ、ちゃんと馴染んでほどよく染まってる感じがいい。
北原白秋が春雲は綿の如く、夏雲は岩の如く、秋雲は砂の如く、冬雲は鉛の如く・・・
って詠んでいて、
ああ、ほんとうにぴったりな表現だなと思う。
軽くて淡い、でも確かにある、そんななくなりそうでなくならない砂のような雲。
でも秋の夕暮れは短いから
あっというまに幸せな時間は終わってしまう。
もーっと眺めてたい。
時間よ止まれと好きな人にじゃなくて空に思う。
でもだからこそ明日が楽しみで
1日過ごしたあとに待ってるこの豊かな時間、
明日の空と太陽と雲を待ち遠しく思えるのって幸福なんじゃないかな。
さあ、明日の空はどんな空かな。